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729 名前:もしもロランの代わりにディアナが姉弟だったら 1/3投稿日:2006/03/22(水) 21 26 27 ID ??? ディアナ「ああ、今日もスープが美味しいわ……。あるがとう、アムロ」 アムロ「半分趣味でやってんだから。でも、姉さんにそう言ってもらえるのは嬉しいよ」 ディアナ「そういえばシロー、今日はアイナさんとデートでしたね」 シロー「でもなぁ……ギニアスのおせっかいがあると思うと、ちょっとね」 アムロ「サハリン家は落ちぶれてるからな……何としてもソレル家の親戚になりたいんだろうよ」 ディアナ「しかしアイナさんは純粋にシローを好いていらっしゃる。同じ女として羨ましいわ、とても素敵な恋……」 ドモン「むぅっ……そういう話は苦手だ。それより姉さん、来週から始まるガンダムファイトなんだが……」 ディアナ「もちろん忘れていないわ。ドモンの晴れ姿ですもの、しっかり録画して冬の宮殿に記録いたします」 ドモン「優勝カップは姉さんに捧げる、約束するぜ」 ディアナ「レインさんの事もよしなにな」 コウ「姉さん、今日もシーマさんがデートに誘いに来るんだけど……どうしたらいいかな?」 ディアナ「嫌なら嫌とキッパリ断りなさい。そうでないのなら誘いを受けるべきです、女性に恥をかかせてはなりません」 カミーユ「やっぱり姉さんはしっかりしてるなぁ。伊達に千年女王とは呼ばれてないね」 ディアナ「千年といっても、そのほとんどはコールドスリープだったのですよ。肉体的にはまだ19です」 シーブック「コウ兄さんと同い年か……長女なのに、何か変なの」 キラ「アムロ兄さん達なんか、姉さんより年上になってるもんね」 アムロ「俺達が生まれた時は、姉さんはもう今みたいな美人になってたよ」 シン「コールドスリープとかナノマシンとか凄いな……」 ディアナ「しかしこれは不自然な事です。だからあなた達にはあるがまま、自然に育って欲しかった」 ヒイロ「問題ない。俺達にコールドスリープもナノマシンも無用だ、姉さんの望む通り自然に生きている」 ディアナ「ああ……。家族というのは、いいものですね……」 ガロード「俺としては王族なんかじゃなく、もっと普通の家に生まれたかったけどな。それでも家族でいられればさ」 ジュドー「確かになー……ジャンク屋に王子様って、どういう組み合わせだよって友達から言われるし」 ディアナ「キエルさんのようなそっくりさんがいてくれれば、お遊びで入れ替わる事もできように」 ウッソ「はっ……そうか、姉さんが駄目ならキエルさんという手も……さすがに近親は……」 ディアナ「ウッソ?」 ウッソ「い、いや何でもない何でもない」 ディアナ「そうそう、アル、欲しがっていたボルジャーノン人形が今日届きますよ」 アル「やった! ありがとう姉さん!」 ディアナ「ああ……今日もご飯が美味しかったわ」 ギンガナム「うむ! アムロの料理を食べた朝は元気もりもりである!!」 ディアナ「ギンガナム、月の警護はどうしたのですか?」 ギンガナム「このギム・ギンガナムすごいよ! さすが月の武を受け持つ家系。 ソレル姉弟の警護と朝ご飯を同時に行っている! 分かっているのかディアナ・ソレル!!」 ディアナ「はいはいユニバースユニバース」 730 名前:もしもロランの代わりにディアナが姉弟だったら 2/3投稿日:2006/03/22(水) 21 27 21 ID ??? アムロ「ハリー、いるかい? 親衛隊の視察に来たんだけど」 ハリー「アムロ様。どうぞご覧ください、スモーの整備は完璧に致しており、親衛隊の任務は100%こなせられます」 アムロ「そうか。それにしても、今日も平和だな……」 ハリー「ええ、そうですね。ディアナ様と、それを支える優秀な弟君様方の賜物にございます」 アムロ「しかしなぜかこの平和には慣れないな……地位も名誉も金も家族も、全てがあるのに、何かが足りない」 ハリー「人は満たされすぎると、それに慣れてしまうものですよ。ですから刺激を求める」 アムロ「刺激ねぇ……地球と戦争でも起こすか?」 ハリー「アムロ様、ご冗談でもそのような言葉は……立場ある身ゆえ」 アムロ「分かってるって。今日のラインフォード氏との会見だがな、俺も同席するぞ。他に変更点は無い」 ハリー「了解しました」 グエン「ディアナ・ソレル閣下。本日もお元気そうでなによりです」 ディアナ「ありがとう、グエン・ラインフォード。……そちらは?」 グエン「紹介いたします。私の新しい秘書官であり、婚約者でもあるローラ・ローラ嬢にございます」 ローラ「お初めお目にかかります、ローラ・ローラです」 ディアナ「まあ、エキゾチックで麗しいお方。グエン殿も隅に置けぬようで」 グエン「結婚式にはぜひともご参加ください」 ディアナ「喜んで」 ガラーン ガラーン チャペルの鐘の音が晴天に鳴り響く。 盛大に彩られたイングレッサ城で、今日、二人の男性が結ばれた――。 グエン「愛してるよ、ローラ」 ローラ「私もです、グエン様」 シャア「待てーい! ロラン・セアックは渡さん! ロラン、私と一緒に逃げよう!」 ローラ「シャアさん! 来てくれたんですね!」 シャア「私はロランを連れて逃げる! 逃げてローラと添い遂げる!」 ローラ「ユニバースですシャアさん! ユニバースですよー!」 グエン「えええぇぇぇぇぇぇっ!? い、行くな……行かないでくれ、ロォォォラァァァッ!!」 731 名前:もしもロランの代わりにディアナが姉弟だったら 3/3投稿日:2006/03/22(水) 21 28 11 ID ??? グエン「ロォォォラァァァッ!! ……はっ、ゆ、夢か……? 途中まではいい夢だったのに……」 グエン「さて、今日も家事をするローラを見守りに行くとしよう」 シャア「ぬうっ? やはり今日も来たか」 グエン「シャア……か。今日は機嫌がよさそうだな」 シャア「分かるか? 実はいい夢を見たのでな。私がロランと愛の逃避行をする夢で――」 グエン「お前のせいか! お前の夢が私の夢を浸食したのか!?」 シャア「何の話だ!? グエン、騒ぐな! アムロ達に見つかる――」 アムロ「知ってるか? ビームサーベルで手足を斬ると死ぬより苦しいんだ」 シャア「ギャアアッ! ビームを近づけるな、死ぬ、死んでしまう! むしろ死なないように斬るのか!?」 アムロ「今日は嫌な夢を見て機嫌が悪いんだ……王宮暮らしは嬉しいが、ひとつどうしても許せない点があってな」 グエン「何!? まさかアムロも同じ夢を!?」 シャア「ならば話は早い。王宮暮らしをしたくばロラン・セアックを私に嫁がせるのだ」 アムロ「今、ララァが言った。ロランは性欲処理の道具ではないと」 カミーユ「言ったか? 聞こえなかったけど」 シャア「カミーユ、いつの間に! というか聞こえるのか!? 貴様も!」 グエン「ううっ、ローラァ……」 ロラン「今日はいいお天気ですねぇ、外が騒がしいけど」 ジュドー「どうせまたアホが来てるんだろ。それよりご飯おかわり」 ギンガナム「小生もおかわりである! そしてキラ君の目玉焼きに醤油ドバドバ」 キラ「僕の目玉焼きがうあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」 ロラン「ソースが切れてるんだから我慢してください」 キラ「目玉焼きはソースじゃなきゃ嫌だい嫌だい!」 ギンガナム「うむ、今日も平和だ」 キラ「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」 シャア「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」 グエン「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」 ロラン「キラだけじゃなく外からも悲鳴が聞こえますが、平和なんですか?」 ギンガナム「無論だ! なぜなら小生が美味しく朝ご飯を食べているのだからなぁー!」 ロラン「どういう理屈ですか、もうっ……」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ もしもシリーズ ガンダム一家 ガンダム家 ディアナ・ソレル ロラン・セアック
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メラニー・ロランをお気に入りに追加 メラニー・ロランのリンク #blogsearch2 メラニー・ロランとは メラニー・ロランの82%は苦労で出来ています。メラニー・ロランの6%は夢で出来ています。メラニー・ロランの5%は海水で出来ています。メラニー・ロランの3%は気の迷いで出来ています。メラニー・ロランの2%は回路で出来ています。メラニー・ロランの1%は血で出来ています。メラニー・ロランの1%は情報で出来ています。 メラニー・ロラン@ウィキペディア メラニー・ロラン メラニー・ロランの報道 「21世紀の最も優れた脚本101選」米脚本家組合が発表!意外と見逃してるかも!? 映画業界を彩った名作の数々を一挙ご紹介!! | BANGER!!! - BANGER!!!(バンガー!!!)映画評論・情報サイト 【DIOR】ディオールを纏うセレブリティ:メラニー・ロラン&マリア・ペドラサ - PR TIMES SF新作が目白押し!『エターナルズ』、韓国発「静かなる海」etc.…今観るべき映画&配信ドラマ8選。【SFカルチャー最前線!vol.2】 - VOGUE JAPAN 豪華アーティストが勢揃いした、カルティエ、ムービー「LOVE IS ALL」が公開(Pen Online) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 11/23(火)≫11/26(金)greenz cinema 2021~秋のオンライン映画祭~ - greenz.jp 「ジョルジオ アルマーニ」主催の大型イベントにコールドプレイやマデリン・クラインらが参加 - WWD JAPAN.com カルティエ、ドバイ エキスポ2020とのコラボレーションにより、「新たな視点」をテーマにしたウーマンズ パビリオンを出展 - PR TIMES 【11/16(火) 19 00-開催】ボーダレスシネマ「TOMORROW パーマネントライフを探して」-オンライン映画館×トークショー - PR TIMES UHD BD「マトリックス トリロジー」再発。「マッドマックス」BOXも - AV Watch 【DIOR】ディオールを纏うメンズセレブリティ:ニールス・シュナイダー - PR TIMES 【DIOR】故アルベール・エルバスを追悼する特別なドレス - PR TIMES 視線を集める「セリーヌ」のジェントルウーマン - ELLE ONLINE(エル・オンライン) どんでん返しが鮮やかな洋画のおすすめ作品をランキング形式で紹介 - マイナビニュース 『007』全作一挙配信に『シンデレラ』、話題のバラエティも!アマプラ9月の注目作品まとめ(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース トロント映画祭:現地時間9日から開催(ぴあ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース タランティーノ監督戦争活劇が4K化『イングロリアス・バスターズ』【海外盤Blu-ray発売情報】 - Stereo Sound ONLINE 「猫の恩返し」放送記念 編集部のおすすめ猫映画6選 【映画.comシネマStyle】 - エイガドットコム おうちで肝試し!コワいけど続きが気になるNetflixのおすすめ映画・ドラマ10 - ELLE 【夕刊】ウィレム・デフォー出演作、レイチェル・ブロズナハン参加/TMZ、Foxへ売却交渉中/ダニエラ・ピネダ、ジェラルド・バトラー新作に出演 ほか - THE RIVER 【DIOR MAISON】ディオールアムール コレクションが発売開始 - PR TIMES ライアン・レイノルズの『6アンダーグラウンド』続編が製作されないのは「クリエイティブ的にうまく出来たと思えないから」 ─ Netflixプロデューサーがバッサリ - THE RIVER カンヌ映画祭、メイクの主流はヘルシー志向に?|Beauty|Beauty|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン) - フィガロジャポン 映画界の女性をサポートする「Women In Motion 2021」がカンヌで開催! 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583ロランとカミーユと、苦悩するセレーネの話 1/142019/03/04(月) 02 41 37.33ID Jd7KS+g90 ※前スレ「ロランとカミ―ユの話」からの続き。 過去の作者様のネタからいくつか設定を拾わせていただいてるところもありますが基本的にパラレルです。独自設定およびご都合展開注意 できるだけ投下するつもりですが、規制入ったら朝以降に続きを落としますので、ご了承をば。 side ロラン これは、昔のぼくの話だ。六年前カミーユが家を出ていって、家が慌ただしくなって。それが少し落ち着いた時期のこと。 あれから、兄さん達はあまりぼくに干渉しなくなった。 べつに見放されたとかそういうのじゃなくて、今は放っておいた方がいいという判断だったのだろう。ぼくとしてもその方が気楽だった。 学校へは行かなくなった。その時、アムロ兄さんの暴走のことは知らなかったけれど。なんというか、疲れてしまったのだ。 深くため息をついて、外へ出る。散歩は好きだ。特に秋に吹く風は涼しげでとても心地よく、身も心も軽くなるようだった。 ただ、今は。気持ちのいい風はない。ただ心に空いた穴から風が吹きだしていくだけ。ぼくの中身まで一緒に流れ出ていくようだった。 川沿いを歩いて、水面を見る。自分の顔が映った。大嫌いな黒い肌と銀の髪と空虚な心のうちが合わさって、その顔はとても醜く見えた。 先のこと、家族のこと、自分のこと、いなくなったカミ―ユのこと。様々な思いが巡る。イヤなことばかり。辛いことばかり。 このまま水に溶けて消えることができたらどれほど楽だろう――そんなことを考えていたからか。 物思いにふけっているうちにぼくは足を滑らせ、川に落ちた。 「あ…」 川の流れに飲まれてすぐ、自分は泳ぎが苦手だったことを思い出したが、別にどうという感情も湧かなかった。 ぼくは死ぬんだろう。誰か泣いてくれるだろうか。悲しんでくれるだろうか。でも悲しいのはその時だけ。 あとはすっぱり忘れてくれれば、それでいい。どうせ、居ても周りに迷惑しかかけないのだから。 流され、意識も朦朧とする中で。二人の女の子の声が聞こえた。 ぼくはその人たち――ハイム家の二人のご令嬢に救われることになる。 ぼくは、見知らぬ部屋のベッドの上で目を覚ました。 「(どこだろう、ここ)」 だるい体を起こしてきょろきょろと辺りを見渡すと、ぼくよりちょっと年下くらいの女の子が驚いた顔でこちらを見ていた。 そしてすぐに、誰かに知らせるように大きな声を上げた。 「お姉さま! 起きたわ!」 「本当?」 少しして入ってきたのは、今度はぼくと同じくらいの年齢の女の子。その顔を見て、今度はぼくが驚いた。 584ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話2019/03/04(月) 02 42 49.12ID Jd7KS+g90 「(ディアナ様!?)」 その人は、ぼくが心の支えにしていた月の女王ディアナ・ソレルにそっくりだった。 とはいえ当時はD.O.M.Eの妨害で月は分断状態であった上に、ディアナ様自身も公式に姿を見せたことはなかったが ぼくはカミーユや兄さん達がどこからか持ってきたアングラな雑誌と昔の月に関する資料で知った気になっていた。 叫びそうだったが、喉がからからに乾いていたので声が出なかった。後のことを考えると、ここで声が出せなかったのは幸いだったと思う。 「体は大丈夫?」 そう言って、その女の人は水の入ったコップを差しだしてくれた。頭を軽く下げてそれを受け取り、喉を潤す。 「ありがとうございます。大丈夫みたいです。あの、ぼくは…」 「なに…ですか、覚えてない…んですか?」 ところどころ途切れた、たどたどしい敬語で女の子が言った。この時はいちおう年上の客人扱い。ため口はまずいと思ったのだろう。 「気を失って湖に流されてきたのよ。覚えてない?」 「あ…」 言われて、誤って川に落ちてしまったことを思い出す。頭がずきずきと痛むのは、川に落ちた際にどこかにぶつけでもしたのだろう。 「思い出した?」 「はい…あの、ここはどこなんでしょう…?」 「ビシニティの、ハイム家の屋敷よ」 「ビシニティの…ハイム家?」 「あなた、ハイム家を知らないの!? ビシニティも!?」 つい素に戻ってしまったらしい女の子が、信じられないとばかりに目を見開いた。 「ソシエ」 「あ…す、すみませんお姉さま。でも…」 この子はソシエというらしい。お姉さんにたしなめられ、すぐ引っ込んだ。 しかし、この驚きよう。知っていて当然と言わんばかりだ。 「(まずいこと言っちゃったかな…)」 そうして気まずくなった空気をただすように、女の子が口を開いた。 「…そういえば、お互いに自己紹介をしていなかったわね。私はキエル・ハイム。この子がソシエ・ハイム」 「ぼくは…ロラン。ロラン・セアック・G…です」 Gはガンダムの略。フルネームだと長いので、時にはこうやって省略することもある。 なぜミドルネームではなく家名を省略するのかといえば、"MSみたいでややこしいだろ"というのがアムロ兄さんの談。 585ロランとカミーユと、苦悩するセレーネの話 3/142019/03/04(月) 02 43 45.50ID Jd7KS+g90 「そう、ロラン…失礼だけど、お父様とお母様はどちらに?」 「いません」 嘘だ。――でも、いないも同然だ。あるのは、物心つかぬころに買ってもらったというブリキの金魚と、兄さん達だけ。 そう伝えると、キエルは一瞬だけ目を伏せた。 「………そうなの。ちょっと、失礼するわね。ソシエ、ついてきて」 「え?」 「いいから。ロラン、私たちは少し離れるけどゆっくり休んでいてね。部屋のものは好きに使ってくれていいわ 必要なことは使用人たちに聞いて」 そう言って、キエルはソシエを連れて部屋を出ていった。使用人がいるということは、やはり相当なお金持ちらしい。 「なんなんだろ」 とはいえ、好機だ。部屋の物から何かがわかるかもしれない。早速ベッドを抜け出して本棚から地図を探す。 ここがどこなのか、まだ教えてもらっていないのだ。一刻も早く確認したかった。 「…あった!」 地図帳のようなものを見つけ、手に取る。変わったつくりの本だった。むかし教科書で見た旧世紀のものに随分と似ている。 単に主が古いもの好きの好事家なのか、それとも。嫌な予感がますます強くなる。 「………やっぱり、アメリア地区だ」 予感は的中していた。日登町の一角に広大な土地とマウンテンサイクルを擁する、通称アメリアと呼ばれる地区がある。 その地区への出入りは禁止されていて、双方の交流もほとんどない――そんなところに来てしまったのだ。 「どうしよう…」 後にターンエーとターンXの戦いが終結した後は交流も出入りも自由化されたが、この時は完全に鎖国状態。 ぼくは大いに慌てた。入ってしまった人間がどうなるかは聞いたことがなかったが、大変なことだと思っていたからだ。 「………」 まず考えたのは、身の振り方。身分を明かすのはまずい。行き来を禁じられている場所である。何をされるかわかったものではない。 不思議なもので、さっきまで死んでも別に構わないとは思っていたのに、いざそうなると思うと怖くなった。 「ロラン」 「は、はいィ!?」 「どうしたの、変な声出して」 「い、いえ。急に声がしたものだからびっくりして…」 「まあ、いいけれど。ちょっとついてきてくれる?」 「は、はぁ…」 言われるまま、ぼくはキエルについていった。 586ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 4/142019/03/04(月) 02 44 38.56ID Jd7KS+g90 ついた先は、旦那様の部屋だった。部屋に入るようキエルに促され入室する。部屋には夫婦であろう、温和そうな中年の男女が待っていた。 「初めまして、ロランくん。私はディラン。この家の主で、この子たちの父親だ」 キエルと、最初から部屋にいたソシエを指してディランさんが言った。 「は、はい…初めまして。ロランと言います」 「キエル、ソシエ。ご苦労だった。あとは私が話すので部屋に戻っていなさい」 「わかりました」 「…はーい」 そう言って、姉妹が部屋を出ていく(同席できると思っていたらしいソシエはちょっと不満そうだったが) 残されたのは、ハイム夫妻とぼくだけだ。 「真面目で正直そうな子ね」 「娘たちが無礼を働かなかったかな?」 部屋を出て行った姉妹の足音が遠ざかるのを確認し、ディランさんは声をひそめてそんなことを聞いてきた。 「い、いえ、そんなことは…」 「特にソシエはあの通りお転婆に育ってしまったものでな、私も苦労を…」 「あなた!」 友人を見つけたかのように話すディランさんを夫人がたしなめた。 「おっと、すまない。本題はそこではなかった。…君について、あの子たちから話を聞いたのだが。 今一つ要領を得ないというか…年頃ゆえの思い込みというか、そういうものが多分に混じっていてね。直接話を聞かせてほしいと思ったのだよ」 「は、はぁ…」 「キエルの中では、君は家族を失ったショックで川に身投げし記憶喪失になった哀れな少年――ということになっているようなのだが。 本当かね?」 あんまりな言い方。しかもそれをあの上品そうなキエルが考えたと聞いて、ぼくは思わず吹き出した。 「ご、ごめんなさい」 非礼を詫びると同時に、ぼくの頭にひらめくものがあった。これは使えないだろうか。 これなら、多少常識を知らなくともごまかせる。そう考えたのだ。 「家族がどうのっていうのはわからないんですけど…頭、打ったみたいで…記憶が曖昧なのは、本当なんです…」 助けてくれた人たちを騙すのは忍びないけれど。このほうが、アメリアに居るには都合がいい。 身の危険を感じる状況に置かれていたせいか、この時は本当に頭が回っていた。 「なんと」 「事実は小説より奇なりとはよく言ったものねぇ…」 驚くディランさんと、なぜか嬉しそうな声の夫人。 587ロランとカミーユと、苦悩するセレーネの話 5/142019/03/04(月) 02 46 07.99ID Jd7KS+g90 「…帰る家や、家族は?」 「………わかりません」 これは本心だった。 『本当の兄弟じゃなかったりして!』 あの言葉が、いまだに心の奥深くに突き刺さっていたから。 「あなた…!」 「す、すまない! 余計なことを聞いてしまったな!」 一気に暗くなってしまったぼくの顔を見て、ディランさんは申し訳なさそうに言った。そして、咳ばらいを一つして。 「では…提案なのだが。うちの使用人になる気はないか?」 そう提案してきた。 「…え?」 「実は、もうすぐ引退する使用人がいてね。そろそろ新しい者を教育せねばならんと思っていたところだったんだ。 もちろん賃金は払うし、住む場も用意する。君は娘たちとも年が近いから、年頃の悩みというのもわかるだろう。 私や娘たちの相談役も兼ねて…どうかね?」 ぼくが誰かの役に立てる。それに家に帰れない以上、これは絶好の機会でもあった。 こんないい人達を騙しているという罪悪感はどうしてもぬぐい切れなかったが、明かすわけにはいかない。 「………本当に、いいんですか?」 「もちろんだとも」 聞いて、ぼくは差し出されたディランさん――いや、旦那様の手をとった。その時、心の中に微かな風が吹いた気がした しかし。 家で大変な騒ぎになっているであろうことは、(覚えていてもどうしようもないとはいえ)ぼくの頭からはすっかり抜け落ちていた。 588ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 6/142019/03/04(月) 17 51 10.83ID Jd7KS+g90 遅れましたが続きです。たぶんまた5回くらいで止まると思います Side セレーネ ロランがアメリアに流された、その夜。悪いことは続くものかと、セレーネは頭を抱えていた。 カミ―ユの件が落ち着いたと思ったら、今度はロランが行方不明になったのである。 アムロは仕事でシャイアンへ出張に行っていて、今のところ事情は知らない。 「言えるわけないじゃない…」 次々と起こる身内の事件に落ち込んでいたアムロがようやく立ち直ってきたところなのである。そこでロランの失踪が知れたら首を吊りかねない。 そしてこれがカミ―ユにも知れたら、関係修復は絶望的になるだろう。 「………」 許容量ギリギリの事態に、セレーネは無意識のうちに頼れる人間を思い浮かべたが、クワトロにこれ以上負担をかけるわけにはいかないし 昔からよく頼りにしていたカッシュ家の人々はデビルガンダム製造の罪で夫妻共に冷凍刑に処され その息子で昔馴染みのキョウジはデビルガンダムに乗って逃亡中という、とんでもない状態。 彼ら以上に気を許せる他人もおらず、自分がやるしかないと覚悟を決めようとしたところで。ある人物の姿が脳裏をよぎった。 ・ ・ ところ変わって、ジオン社アクシズ支店。かつてMS産業に革命を起こした大企業も今では圧倒的資本力を誇る連邦にすっかり押されていたが それでも脅威の技術力と、スペースノイド達の圧倒的支持を大きな武器として連邦社に次ぐMS企業として活動を続けていた。 「アルレット、ハイザックについてなんだが…」 「ハイザックはあれが仕様! 初期型はカスタマーセンターに連絡すればちゃんと改修する! 文句は連邦に言え! 以上!」 機体のテストを終えてやってきたダントン・ハイレッグを、アルレット・アルマージュ・ガンダムは怒り心頭といった様子で叱り飛ばした。 「その話じゃねえよ。改修型のテスト終わったからデータ渡しに来たんだ。…いい加減、機嫌直したらどうだよ」 「似たようなクレームが毎日届けば直るものだって直らないわよ! しかも今回、私たち悪くないじゃない!?」 「そりゃあ、なぁ…」 格納庫で改修を待つ多数のハイザックを見上げて、ダントンは頬を掻いた。 ライバル関係であるジオン社と連邦社の共同開発ということで注目を集めたのだが 連邦がジオンの指定と異なるジェネレータを導入したために欠陥が発生したのである。 589ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 7/142019/03/04(月) 17 52 20.80ID Jd7KS+g90 「ハイザックが不良品だの欠陥品だのって…冗談じゃないわ」 見た目がザクだったこともあって完全なジオン側の手落ちと思い込んだユーザーによるクレームが殺到。 前評判が良かっただけに反動も大きかったらしく、わずかばかり開発に携わっただけのアルレットまでクレーム対応に追われる羽目になっていた。 「ま、こうなっちまったもんは仕方ねえだろ。じゃ、データは渡したからな」 これ以上アルレットの癇癪に巻き込まれることを嫌ったか、ダントンは足早にその場を立ち去って行った。 「そもそも連邦との提携なんて考えたのが馬鹿だったのよ…今度のザク3できっと挽か…痛っ」 「無駄口をたたいている暇があるならとっとと返事をしたらどうだ。アルレット・アルマージュ」 怒りの収まらないアルレットの頭を小突いてきたのは、同じように不機嫌な顔をしたアルバイト社員、ハマーン・カーンだった。 アルレットは気付かなかったが、先程からずっと呼んでいたらしい。 「あら、ハマーンちゃん。どうしたの?」 「ちゃんはやめろと言っているだろう。――貴様あてに通信だ」 仏頂面でそう言ってくるハマーン。少し前まではよく笑う可憐な少女だったのだが、今ではすっかり性格が変わってしまった。 「誰から? クレームだったら不在ってことにしてもらえると…」 「地球のセレーネとかいう女が、お前に用があると」 「セレーネちゃんから!?」 互いの多忙のため滅多につながらない最愛の家族からの連絡。アルレットは通信機に飛びついた。 そして一言、二言話すとアルレットの表情が厳しいものに変わった。そこからさらに表情をもとに戻して、ハマーンのほうを向いた。 「ごめんハマーンちゃん! 急病で早退します!」 「誰がだ?」 「私がです!」 「…あれで病人か?」 言うが早いか大急ぎで社を後にしたアルレットについて、ハマーンがそれ以上追求してこなかったのは諦めているのか それとも微妙な雰囲気の違いを感じ取ったためか。どちらにしろ、今のアルレットにとってはどうでもよかった。 一刻も早く落ち着いて話がしたかった。社員寮"モウサ"に駆け戻り、セレーネとの回線を開く。 ディスプレイには、暗い表情をした妹の顔が映っていた。 「何があったの、セレーネ」 安心させるよう落ち着いた声音で話しかけると、セレーネはぽつりぽつりと事情を話した。途中から涙声になっていた。 590ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 8/142019/03/04(月) 17 55 32.51ID Jd7KS+g90 「――そう。そんなことが…」 元来の責任感の強さゆえか、それとも大勢の弟たちの姉という立場のせいか。セレーネはあまり他人に弱みを見せたがらないところがあった。 だが少しでも抱えきれないと思ったら、アルレットに必ず連絡するよう約束させていた。 正しい道を示せるかはわからない。しかしこうやって心の中のものを吐き出させることで少しでも負担を軽くしてやることはできる。 「頑張ったわね、セレーネ」 普段とは打って変わった、長女としての慈愛に満ちた声色で話しかける。 「うん…姉さんは帰って…来られないよね…」 「ええ…ごめんなさい」 本当は今すぐにでも飛んでいきたいが、その外見や年齢に似合わぬ知識量と技術を持つアルレットは現場に欠かせない存在となっていた。 そしてアルレットが送る仕送りも、貧乏なガンダム家にとっては貴重な収入。 それを放り出して遠い地球まで悠長に戻っている暇はない。歯がゆいが、それが現実だ。 「いつでも連絡をちょうだい。どんな話も聞くし、相談にも乗るわ」 「ありがとう…」 「さて! お姉さんの私見なんだけど」 重い空気を振り切るように、声を明るい調子に切り替える。 「あ、うん…」 「とりあえず、カミ―ユには黙っておくのはどうかしら」 「黙っておくって…」 「カミ―ユは別のところに住んでるのよね? 状況が落ち着くまで箝口令を敷くの」 「できるかな…」 「向こうも家を避けてるんでしょ? それなら大丈夫よ。それとあなたも、自分だけ抱えないで、他の人や弟たちも頼りなさい」 「でも…」 「あなたが壊れちゃ意味がないわ」 「うん…それで、アムロ兄さんには…」 「隠さず本当のことを言ったほうが良いと思う」 「大丈夫かな…」 「大丈夫よ。あれで結構、ガッツがあるもの。…あなたもアムロも、独りで抱え過ぎなのよ。他の人や弟たちの力もしっかり借りなさい。 自分じゃわかってないかもしれないけど、あなた少しやつれてるわ。せっかくの美人が台無しよ」 「…わかった」 591ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 9/142019/03/04(月) 17 56 08.77ID Jd7KS+g90 数日後。 「お前、カミ―ユはカイに預けたって言ってたよな」 少しどころではなく疲れた様子のアムロが、不機嫌そうにセレーネに聞いた 「そうだったかしら」 そうだったのである。まさかシャアに預けたなど言えないので、アムロの親友でもあるカイ・シデンに預けることになったということにしていた。 当人に許可を取って口裏合わせもできていた。 「とぼけるな。この前、エゥーゴ社でカミ―ユらしい子供を見かけたぞ。あれはどういうことだ」 しまった、かち合ったか。というか会社内に子供連れ込んじゃだめでしょ大尉! セレーネは内心で舌打ちした。 「他人の空似でしょ」 「身内の顔を間違えるものか。あいつの感覚はわかるんだよ、俺には!」 「…そうだったわね」 動揺などおくびにも出さずかわそうとしたが、疲れていてもニュータイプである。 コーディネイターであるセレーネにはよくわからない感覚だが、実際わかってしまうらしい。 「なんで嘘をついたかどうかは今は聞かない。カミ―ユを誰に預けた。答えるんだ、セレーネ」 「イヤよ。どうせ連れ戻す気でしょ」 「当たり前だ。お前が理由もなく嘘をつくはずがない。何か俺に知られちゃまずいことがあるんだろ。そんなところに大事な弟を預けられるか」 「それがわかってるんなら、なお教えられないわよ」 「勝手なことを…!」 「勝手も何も、そんな状態で連れ戻したって無駄よ。兄さんはとりあえず自分のことに集中してなさい」 「できるか! ロランの事もあるんだぞ!」 すでにロランのことはアムロに打ち明けていた。やはり大変なショックを受けていたようで、 その反動からどうかはわからないが、最近のアムロは弟たちの面倒を少々過保護なくらいよく見るようになった。 しかし何事も限度がある。無理な両立のせいでアムロも大きく疲弊していた。 「倒れたら元も子もないでしょ。兄さんはとりあえず自分のことに集中するの。いいわね?」 「いいわけあるか!俺だって学生時代はガンダムのパイロットだったんだ…このくらい…」 「騒がしいな」 「黙れ、シャア! ――シャア? 俺は今、シャアと呼んだか…?」 592ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 10/142019/03/04(月) 17 58 32.44ID Jd7KS+g90 「大尉…」 「すまない、呼び鈴を鳴らしても出てこないし、争う声も聞こえていたので入らせてもらった」 後に(主に二人の弟の手によって)難攻不落の要塞と化すガンダム家だが、今はまだ普通の家の範疇にあった。 「お前…いや、あなたは…シャア・アズナブル…か?」 先程は感覚的にそう断じてしまったが、改めて聞き直す。すると、クワトロは否定も肯定もせずこう続けた。 「クワトロ・バジーナと呼んでほしいものだな」 この物言い。そしてこの声。忘れもしない、シャア・アズナブルだ。アムロはそう確信した。 「名前のことはどうでもいい。…いったい何しにきたんです」 「君を笑いに来た――とでも言えば、君は満足するのかな」 「だから、何をしにきたって聞いてるんだ…!」 小馬鹿にしているように聞こえたのか、その言葉にアムロはムッとした。 「なに、一度は好敵手と認めた相手が見る影もなく腐り果てているというので様子を見に来たのさ。カミ―ユくんのこともある」 「余計なお世話だ。カミ―ユのことはお前には関係ないだろう。…というか、なんでお前がカミ―ユのことを知ってる?」 「曲がりなりにも彼の身を引き受ける身だぞ。知っているに決まっているだろう」 「な…ん、だ、とォ!?」 あっさりと言い放つクワトロ。こうなると思ったから言わなかったのに――セレーネは頭を抱えた。 「…まったく、無様なことだ」 胸倉をつかんできたアムロの手をほどき、呆れ果てたように言った。 「好きなことを言ってくれる! あいつは俺の弟だ! お前のような奴に預けるなんて…」 「兄さん!」 アムロは激高したが途中でふらつき、それをセレーネが抱き留めた。 「一体どうしたというのだ、アムロ・レイ…君らしくもない」 クワトロも事情を知る身である。何もアムロをからかうためだけに来たわけではなかった。 カミ―ユが(本人としては表には出しているつもりはなかっただろうが)アムロを気にしている様子だったので 念のため様子を見に来たのである。 593ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 11/142019/03/04(月) 19 20 45.87ID Jd7KS+g90 「(しかし…)」 アムロの様子を見て、クワトロも内心で首を傾げた。弱気になっているだろうとは思っていたが、こうも憔悴するものか。 発破をかけてやろうとカミ―ユの名前を出したのは迂闊だったかもしれない。 「余計なお世話だ。カミ―ユは…俺の家族…」 ふらふらと立ち上がろうとするアムロの様子に、クワトロも眉根を寄せた。何があったというのか。 「どうやら、今日は日が悪いようだな」 「待て、カミ―ユを…」 「無理だな。今の君には返せん」 玄関に戻ろうとするクワトロをアムロが引き留めるが、すげなく断った。 「冗談じゃな」 「いい加減にしろよ、バカ兄貴!」 再びつかみかかろうとするアムロを、強烈な勢いで玄関から飛び込んできた人影が殴りつけた。 「イオ、やりすぎだ!」 アムロはそのまま後方に吹っ飛んで倒れ、一足遅れて現れた男――シローが、先に飛び込んできた影の主、イオを叱咤する。 「うるせえ。暴走したら止めるのが家族の義務って奴だろ」 「シロー、イオ…」 「ロランがいなくなったって本当ですか、姉さん」 イオをおさえつつ、シローが聞いた。 「…なるほど」 それを聞いて合点が行った。 別口で、もうひとり行方がわからなくなったということらしい。あそこまで疲弊していたのはそういうことだったわけだ。 「あの、大尉…このこと、カミ―ユには…」 「わかっているよ。――積もる話もあるだろう。今度こそこれで失礼するよ」 そう言って、クワトロはガンダム家を立ち去った。 原因はわかった。これ以上、この場にいる必要もないだろう。頼りになる弟たちも来たというなら、これ以上心配することもあるまい。 594ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 12/142019/03/04(月) 19 21 43.49ID Jd7KS+g90 「…寮長さんに伝えたの、今日の朝だったんだけど…」 「マニングスのオッサンはお節介焼きなんだよ」 「マニングス先生、だ」 「へいへい…っと」 曰く、連絡があってすぐに二人を探し出して教えてくれたらしい。 「それで、セレーネ姉さん。なんですぐ僕らに知らせてくれなかったんです」 単刀直入にシローが聞いた。ロランが行方知れずになってから数日が経っていたが、そのことを伝えたのは今朝が初めてだった。 「あなた達に連絡しても意味がないと思ったからよ。学校休ませるわけにもいかないし…」 「姉さん!」 「あのなぁ。それで兄貴と共倒れされちゃ、こっちが迷惑なんだよ」 「学校にだって事情を話せばわかってくれるでしょうし、交代で見に来れば大丈夫です」 「そうそう。それにそっちは楽できて、こっちは面倒な授業サボる口実ができる。win-winじゃねえか」 「イオ、少し黙っててくれ。マイも、学生寮を出てこっちに戻ってくるって言っていました」 「マイにも連絡しちゃったのね…」 大学が家からやや遠く、また弟たちが勉学の邪魔になってはいけないということでマイは大学の学生寮に住んでいた。 こちらも事情は知らされていないままだった。理由は同じく、勉強の邪魔になってはいけないと考えたからだ。 「当たり前です。俺たち、そんなに頼りになりませんか。――それと実は起きてる兄さんもこっち来て!」 「バレていた…か…」 いささかいたたまれない状況だったので、殴られて昏倒したふりをしていたのだが。アムロが起き上がり、テーブルについた。 「二人とも、きちんと休んで自分の時間を作ってください! 弟たちの世話は俺たちも交代で手伝います!」 「「………」」 時間表など取り出してきっちりと時間分けをするシローに申し訳ないやら何やらで反応できないでいると、怒号が飛んできた。 「返事は!?」 「「はい…」」 「声が小さいと思わねーか、シロー?」 「そうだな。もう一度!」 「「はい!」」 「ただいま戻りました! 姉さん、兄さん、生きていますか!?」 とまあ、こういうことで。 続けて戻ってきたオリヴァー・マイにもう一度怒られる羽目になりつつも、ガンダム家の運営問題はどうにか改善を見ることとなったのである 595ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 13/142019/03/04(月) 19 22 25.65ID Jd7KS+g90 おまけ Side カミーユ 「わぁ…ガンダムだ…」 エゥーゴ社の本社ビル"アーガマ"。その駐機場で、試作型のMSを見上げカミ―ユが感嘆した。 「ガンダムMk-2。RX-78をさらに発展させたタイプのMS。純粋な発展形と言ってもいいだろうな」 "ガンダム"と名の付く機体はRX-78の前にも他の会社が売り出していた。 連邦の開発チームが独立した新連邦社が作り上げたレオパルドやエアマスター 遥かな昔に製造されたガンダム・フレームと呼ばれる72機のガンダム等がそれにあたる。 しかし、それらも結局は"九年前の悪夢"という大事件や、非人道的な機能の発覚により歴史の闇へと葬られた。 以来"ガンダム"の名は不吉の象徴とされ、誰も名付けることはなかったが――数年前、連邦社のテム・レイがそれを掘り起こして売り出した。 これが空前絶後と言える性能を誇り、今ではガンダムといえば連邦のRX-78と言われるほどのヒットを巻き起こした。 「乗ってみるかい?」 きらきらとした目でMk-2を見るカミ―ユに、クワトロは微笑みかけた。 「いいんですか?」 「君は免許もないし、ガンダムもまだ未完成だが…完成品を想定したデータは用意してある。それなら、いくら試しても構わない」 「やった!」 楽しそうにシミュレーターに飛びつくカミ―ユ。こういうところはまだ子供だと思いながら、クワトロももう一台のシミュレーターに座る 「大尉?」 「せっかくだからな。もう一つ新型があるから、相手をしてほしい」 クワトロの持ち込んだ素材と、ある人物の協力によって完成したもう一つの新型リック・ディアス。 ガンダムより性能は劣るが、良いマシンだとクワトロは評している。 しかしまだ実戦データが少なく、売り出すには尚早という判断。シミュレーターの対戦機能を利用して、データを取っておきたかった。 「ようし…」 カミ―ユはエゥーゴに来てから、シミュレーターをおもちゃ代わりにして遊んでいた。実戦経験ゼロとはいえ、全くの素人ではない。 お互いにしっかりと慣らして、戦闘を開始した。 596ロランとカミ―ユと、苦悩するセレーネの話 14/142019/03/04(月) 19 23 41.22ID Jd7KS+g90 ・ ・ 「大尉はやっぱり強いや…」 「いや、君もよくやっているよ。もっと大きくなったら、私など簡単に抜かれてしまうかもしれないな」 「本当ですか!?」 「もちろんだとも」 当然というべきか、戦闘はクワトロの圧勝だった。しかしいくらか危うくなる場面もあり、カミ―ユの秘めた才能を感じさせた。 「ところで、マーク2の感触はどうかね?」 「最高です! なんていうか、ずーっと昔から知ってるみたいな感じ。ジムやザクよりずっと使いやすい!」 「ふむ…昔から、か」 どうやら、カミ―ユとの相性はとてもいいらしい。実際、対戦中は初めてと思えぬ動きを見せてくれていた。 そして引っかかったのが、カミ―ユの言葉。"昔から知っていたような"感覚。 「(優れたニュータイプとは思っていたが…想像以上かもしれんな)」 クワトロとてニュータイプ。カミ―ユの普段の言動もあって、彼に適正があることはすでに見抜いていた。 「大尉、このマーク2のデータ、家に持ち帰ってもいいですか?」 「だめだ。エゥーゴの筐体を使いたまえ。そして、我が社がガンダムを開発しているのは秘密にすること」 「なんでです?」 「このガンダムを売ろうとしていることが敵にバレてしまうからね」 「敵に…わかりました!」 敵という表現が気に入ったのか、カミ―ユは素直に返事をした。 無邪気なものだ。本当の弟のような少年に、クワトロはふたたび微笑みかけたのだった。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ アムロ・レイ アルレット・アルマージュ イオ・フレミング カミーユ・ビダン ガンダム一家 キエル・ハイム クワトロ・バジーナ シロー・アマダ ジオン社 セレーネ・マクグリフ ソシエ・ハイム ロランとカミ―ユの話 ロラン・セアック 過去ネタ 長編
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723 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/01/28(金) 03 55 53 ID ??? ディアナ「ロランのアブノーマルな感情を揺り動かすには、シャクティさんたちの刺激が必要なのですか?」 ハリー「おやめくださいっ。ロラン君は、ただ純情なだけのです!」 ディアナ「まあ。ではハリーは、わたくしを、純情ではないと?」 ハリー「い、いえっ。そのようなことは、決してございません!」 ディアナ「シャクティさんやティファさんに、もっとお近付きなりたいと思います ただちに降下をっ」 ミラン「ははっ!」(地球にある、サッカー、ミランACが観れるから、本気モード) ハリー「ディアナ様だけは、801関連に招くべきではないのだ。このままでは荒れるぞ!」 死神 「荒れるわけないでしょ。ウチのスレの職人さんたちの料理法が凄いのは知ってるでしょ」 ハリー「確かに。が、ディアナ様だぞ!」 ララァ「本気出せば楽勝でしょう。むしろ、このネタ事態、ディアナ閣下を腐女子にするものではないわよ」 ハリー「確かにそうだな」 アムロ「ほんと、職人次第だって思う・・・」
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naviで指定しているページは存在しません ロラン・セアック _ _ ,.. 、、、 ,. _,.. -‐  ̄~゛‐-、_ , _ ゛-‐'' 一ーー‐- 、 、 ~''‐. , '_,. -‐ ─ ー - 、 _ ` ‐ ,. 、 . . . . . . . . . . . . 丶 /. ' , .、 ヽ. ヽ. ‐ .,. ヽ. . . . . . . . . . . . . . . \ /' /| l ゙ \ \、 . .ヽ . . . . . . . . . . . . . . . . \ // / | .i i i ヽ .゙ .丶ヽ . i . . . . . . `、 . . . . . . . . . . 、 / / ./ i .i .i i ヽ ! . . . . .丶 \ . . . . . . . .i . . . . . . . . ..、 、 / / i i 、 ._、 .Η .! . . . . . . . i . . . i. . . . . . . .i . . . . . . . . . 、 、 ' ' i 、_ r゛ `‐- .┘ ヽ,. . .∧ . . . . . . .i . . .∥ . . . . . i . . . . . . . . . . . 、 i | | / ,. _ -‐=,. `‐- ┘| . . . . . . . i. . . .ト、 . . . . .i . . . . . . . . . . ¦ i i .| rI ;; .i " . . . λ. . . . . .i . . . .ト . 、. . . .| . . . . . . . . . . .t i 、 ,.- 、 i ;;゚ノ ′ . . . . . !. .\ . ノ. . . ..|. .l . 、. . .|. . . . . . . . . . . . 、 ヾ I _. ,. ⌒ . . . . . . !. . . . . l. . . . . . .|. . . . |. . .|. . . . . . . . . . . . .i ヾ_ノKi ; Tiノ . . . . . . .!. . . . . .|. . . . . . .レ 丿. . |. . . . .、. . . . . . . .i |ヾ / . . . . . .!. . . . . . |. . . . . . .|/. . . . |. . . . . .|. . . .! . . . | i . . . . . .!. . . . . . |. . . . . . .|. . . . . . . . . . . . ..| . . . | . . .| i ヾ . . . . . . . .!. . . . . i. . . . . . . |. . . . . . . . . . . . . | . . . .|. . .| i . . . . . . . . .!. . . .. i. . . . . . .i. . . . . . l. . . . . . . | . . . .|. . . | 丶 -─ . . . . . . . . . .!. . . . |. . . . . . .i. . . . . . .i. . . . . . . i. . . . i. . . .! 丶 ~ . . . . . . . . . .人. . ∥. . . . .∥. . . . . .i. . . . . . . i. . . . .i. . . .! ヽ . . . . . . . ./. . . .V .|. . . . . .i .i. . . . . . .i. . . . . . . i. . . . .i . . . .、 、 . . . . . . . . . . . . . . . . . . i. . . . . .i__i. . . . . . .i. .i. . . . . .i. . . . ト. . . . 、 \ _ ... . . . . . . . . . . . . __,. . -‐. ┤ . . . |;;;;i . . . . . . .i. .i. . . . . i . . . .i  ̄ l. . . . 下 ̄`i. . . .┌''' ;;;;;;;;;;i. . . .|;;;;;ヽ. . . . . . .、.\. . .i. . . . . 、 !. . . . . | \λ . . . | ;;;;;;;;;;;;;;i. . . |;;;;;;;;\. . . . . .\\ .i. . . . . .i 、. . ;; ̄;;;;;;i . .| ;;;;;;;;;;;;;;;;;凵;;;;;__,.-;へ. . . . . . ヽ∨. . . . . .i 人間 男 国軍軍人 解説 国軍の新米、ミストのような腐敗の兆候に心を痛めている真面目な若者 出典 ∀ガンダム
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ここは炎纏の王国騎士ロランについてのページです。 最終更新日 2017/04/19 基本情報 ☆4 火属性 フェンサー Lv200ステータス 能力 Lv200 覚醒5 覚醒10 超覚醒 体力 10951 15331 攻撃力 5104 6124 素早さ 550 550 アビリティ 名称(習得Lv) 効果 火の力(Lv25) 火属性攻撃力を15%上昇 フィジカライズ(Lv50) 体力を10%上昇 フレアチェイン(Lv75) 攻撃、必殺、特殊の終わり際をミニダッシュかバックステップでキャンセル可能 炎纏の宝剣(Lv90) 常に味方全員に火属性攻撃力20%上昇の強化効果を付与 覚醒アビリティ 強化前 名称(覚醒Lv) 効果 火の力 王国の炎剣(覚醒5) 火属性攻撃力を20%上昇200コンボを超えた瞬間に自身にクールダウン完全解消の強化効果を10秒間付与300コンボを超えた瞬間に自身にクールダウン完全解消の強化効果を10秒間付与 スタックアビリティ フェイタルストライク(火) スタック値 Lv 効果 5 1 火属性が弱点の敵に対して、与えるダメージが5%上昇(強化効果と重複可能) 10 2 火属性が弱点の敵に対して、与えるダメージが10%上昇(強化効果と重複可能) 15 3 火属性が弱点の敵に対して、与えるダメージが20%上昇(強化効果と重複可能) 20 4 火属性が弱点の敵に対して、与えるダメージが30%上昇(強化効果と重複可能) 特性 地属性に強い 状態異常 火傷に強い 水属性に弱い 所感 スキルと奥義 名称(通常攻撃1) スラッシュ→ハイ・スラッシュ 概要 鋭い衝撃波を伴うほどの鋭い斬撃を繰り出す。スキルLv最大でhit数が増加。基本威力20 アップグレード Lv2 Lv3 Lv☆ 効果 ダメージ20%増加 ダメージ30%増加 ダメージ40%増加BREAKゲージ削り量が20%増加 必要マギア数 剣1(5) 剣1(15)剣2(10) 剣1(30)剣2(25)剣3(3) 名称(通常攻撃2) パワードスラッシュ→ヘヴィスラッシュ 概要 眼前の敵を切り裂き、地面をえぐる一撃。倒れている的にも攻撃を加えられる。スキルLv最大でhit数が増加。基本威力25 アップグレード Lv2 Lv3 Lv☆ 効果 ダメージ20%増加 ダメージ30%増加 ダメージ40%増加BREAKゲージ削り量が20%増加 必要マギア数 剣1(10) 剣1(20)剣2(15) 剣1(40)剣2(35)剣3(5) 名称(通常攻撃3) インペイルアッパー→インペイルライズ 概要 敵の懐に一瞬で潜り込み、一気に剣を突き上げる一撃。スキルLv最大でhit数が増加。基本威力30 アップグレード Lv2 Lv3 Lv☆ 効果 ダメージ20%増加 ダメージ30%増加 ダメージ40%増加BREAKゲージ削り量が20%増加 必要マギア数 剣1(10) 剣1(20)剣2(15) 剣1(40)剣2(35)剣3(5) 名称(必殺技0) ヒート・ウェイブ→フレイム・ウェイブ 概要 地を這う斬撃を生み出し離れた敵にも攻撃を加える。ダウンした敵を打ち上げられる。スキルLv最大で敵に触れると爆発する基本威力160 アップグレード Lv2 Lv3 Lv☆ 効果 ダメージが20%増加 ダメージが35%増加BREAKゲージ削り量が20%増加 ダメージが50%増加BREAKゲージ削り量が30%増加 必要マギア数 剣1(30)火1(25)火2(15) 剣1(80)火2(30)火3(5) 火1(140)剣2(50)火3(10) 名称(必殺技1) ヘーリオスホイール→ヘーリオスチャリオット 概要 斬り上げの後、高密度の多段ヒットを持つ回転斬りを放ち、敵を斬り刻む必殺技。最後の爆発で敵を打ち上げる。スキルLv最大で錐もみ打ち上げが可能な横なぎの斬り払いが追加。基本威力300 アップグレード Lv2 Lv3 Lv☆ 効果 ダメージが20%増加 ダメージが35%増加技を当てた時の、敵が重くなる力が20%減少 ダメージが50%増加技を当てた時の、敵が重くなる力が30%減少 必要マギア数 剣1(35)火1(35)火2(15) 剣1(120)火2(70)火3(10) 火1(180)剣2(140)火3(16) 名称(必殺技2) ヒート・リストリクション→ブレイズ・リストリクション 概要 剣で鋭い足払いを行い、敵を空に浮かした後、魔力を込めた強力な突きを放ち、空中の敵を貫く。突きから放たれた魔力は敵を空中で縛りつけ、しばらく身動きが取れないようにしてしまう。スキルLv最大で突きのヒット数が倍増。基本威力320 アップグレード Lv2 Lv3 Lv☆ 効果 ダメージが20%増加 ダメージが35%増加技を当てた時の、敵が重くなる力が20%減少 ダメージが50%増加技を当てた時の、敵が重くなる力が30%減少 必要マギア数 剣1(35)火1(35)火2(50) 剣1(120)火2(70)火3(16) 火1(180)剣2(140)火3(30) 名称(必殺技3) ラグナフリッカー→ラグナブレイズ 概要 出始めに短い無敵時間がある。宝剣を回転させ、炎輪を生成。炎輪は地面をえぐりながら回転し前方の敵を斬り刻む。えぐれた地面に宝剣を突き刺すことで火の魔素を収束させ小規模な噴火を発生させる。スキルLv最大で炎輪がしばらく留まるようになり追加攻撃も合わさりヒット数が向上する。基本威力380 アップグレード Lv2 Lv3 Lv☆ 効果 ダメージが20%増加 ダメージが35%増加BREAKゲージ削り量が20%増加 ダメージが50%増加BREAKゲージ削り量が30%増加技を当てた時の、敵が重くなる力が20%減少 必要マギア数 剣1(80)火1(50)火2(50) 剣1(160)火2(100)剣3(16) 火1(200)剣2(150)火3(30) 名称(奥義) グローリーオブレーヴァテイン 概要 炎纏の宝剣の力を全て開放し、その炎によって生成した多数の炎剣と共に敵に連撃を仕掛ける。威力700
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「……全てを終わらせる。たとえこの身が朽ちようとも」 ◇名前:ロラン・ベルクトス ミーム パンデモニウム 肉体 技術 魔術 社会 根源 4 11 6 9 4+2 性別 男 年齢 始原世界出身。ネオTOKYOの外、旧市街で略奪集団を率いていた青年。 自分達の襲撃で孤児となったアリアを養い始めてからは、各地の旧市街を回り、戦乱による孤児達を保護して回っていた。 その後、樹木の世界へと移住。集落を作り、長として改めて集団を統率していたが、黒い星の事件により集落は壊滅、唯一の生き残りとなる。 アリアの死によって、『何かを護る為には障害を排除する必要がある』と苦悩し、全てのダスクフレアを殺す為、旅に出ることとなった。 その誓いを集落跡地に『ユグドラシル』として立て、彼は闇を消し続ける。 ――彼の体が朽ち果てようとも構わずに。 何故か行く先々で少女と出会い、それなりの関係になって、少女が危険に陥って、それを助ける。……KNE? 彼がスレイマンシステムを持ち、エネルギーセイバーを振るい、エリヴァーガル機関車に乗る理由。 それはまだ、秘密。 ◆その他のデータ 出身 ネオTOKYO旧市街 種族 半機械 瞳の色 金・赤 髪の色 黒 肌の色 褐色 身長・体重 176cm / kg 3サイズ 測る必要があるか? 趣味 煙草、昼寝 好きなもの 煙草 嫌いなもの 卑怯者、嘘つき、ダスクフレア ▼ロール方針 大人の男。護るものを失い、復讐に己の命を賭ける。冷たい言動を取りつつも、超がつくお人よし。 実は豆腐メンタル。 ▼演じてみたいシーン プロミネンスやらなんやらによる『アリアの蘇生』が行われ、ダスク化してたりして、それを知って苦悩しつつ殺して、独りで泣いているところをひっそりと誰かに見られたい。 ▼よもやま話 褐色肌っていいよね。うん。稀に適当に書き足すかも。 ▽xxのキャラクターデータ(Excel 2003形式) xx・データ.xls
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ロラン・セアック(Loran Cehack)(CV 朴璐美) ロラン・セアック(Loran Cehack)(CV 朴璐美)【解説】 【属性】 【台詞】 【解説】 生年月日…正暦2328年11月2日、17歳 血液型…不明 身長…不明 体重…不明 趣味(?)…童謡「メリーさんの羊」を口ずさむ 宝物…ブリキの金魚(通称 貯金魚) 原作搭乗機…FLAT-L06D フラット→WD-M01 ∀ガンダム 通称…ミリシャのローラ・ローラ、ロラン君 【属性】 ガンダム 【台詞】 選択時∀の風が吹く… 僕に力…あるんでしょうか? 黒歴史って、知っていますか? 人が…安心して眠るためには… 地球って…とても良いところですね なんでモビルスーツが遺跡みたいになっているんだ? 戦闘開始時僕は黒歴史を止めるために…戦います まさか…ディアナカウンターとは戦ったりしないよね…? どうしたらこの戦いを終わらせられるんだ… ディアナ様…どうしたらいいんです? ムーンレィスは…自分たちの住むところが欲しいだけなんです! 今は人々が争ってる場合じゃないのに… 僕はホワイトドールに乗っているんです お互いに、守る人のために戦いましょう(対戦時) こちらは準備ができています。行きましょう ターンタイプ2機で戦います!(僚機ロラン,ギンガナム) ロ「ディアナ・カウンターのパイロットの方!僕はムーンレィスです!」ハ「君はそのモビルスーツを…どこで手に入れたのだ?」(僚機ハリー) ロ「変わった形の機械人形ですね」ニ「そのモビルスーツほどじゃないと思うんだけどなぁ…」(僚機ニコル) あなたのガンダム、凄くキラキラしてますね(僚機刹那(OO)) ボルジャーノンじゃないですか!(僚機バーニィ) ボルジャーノンだぁ!…あれ、少し違う…?(僚機バーニィ,デュバル) あなたのガンダムに、お髭は無いんですね(僚機属性「ガンダム」) その機械人形も……「ガンダム」って言うんですか?(僚機属性「ガンダム」) 海賊行為はいけませんよ…(僚機属性「クロスボーン」系) 攻撃遅い!(メイン射撃) 倒します!(メイン射撃) ごめんなさいっ!(メイン射撃) 環境を考えろォッ!(メイン射撃) ごめんなさぁぁぁいっ!(メイン射撃) 最大出力で!(射撃CS) やらせるか!(射撃CS) 最大出力で発射しますッ!(射撃CS) 沈めっ!(前射撃CS) 墜ちろ!(前射撃CS) 起爆させます!(格闘CS) 全員へ!核を使います!!(格闘CS) 成仏して下さいよぉー!(格闘CS) このホワイトドールには、核弾頭が積んであります!(格闘CS) 無駄だ!(サブ射撃) 墜ちろ!(サブ射撃) 当たれ!(サブ射撃) はぁっ!(サブ射撃) 喰らえっ!(サブ射撃) にがすか!(サブ射撃) 撃ちます!(特殊射撃) 当てるッ!(特殊射撃) トリガーッ!(特殊射撃) ソシエ!(特殊格闘) お嬢さん!(特殊格闘) メシェー!(特殊格闘) ソシエお嬢さん!(特殊格闘) 援護を!!(N特殊格闘) ソ「当たって!」(N特殊格闘) ソ「撃つぞー!」(N特殊格闘) ソ「こんのぉ!」(特殊格闘) ソ「特攻娘ぇ!?どういう意味よっ!」(特殊格闘) ソ「どいて!」(レバー入れ特殊格闘) ソ「なめるな!」(レバー入れ特殊格闘) ソ「アチョーッ!」(レバー入れ特殊格闘) 邪魔だ!(N格闘初段) 下がってください!(N格闘初段) いけっ!(格闘) こいつ!(格闘) でやっ!(N格闘最終段) いやぁぁぁぁ!(N格闘最終段) だぁぁぁぁ!(N格闘前派生) やれる…(前格闘初段) はああああ!(前格闘最終段) ∀を怒らせるな!(前格闘最終段) そこ!(横格闘初段) このッ!(横格闘初段) そこだ!(横格闘初段) 今だ!!(横格闘最終段) 甘いッ!(横格闘最終段) 逃げるな!(横格闘最終段) はぁぁぁぁあああ!(横格闘) ホワイトドールなら!(横格闘) はっ!(後格闘初段) ふっ!(後格闘初段) たっ!!(後格闘初段) やぁぁぁぁ!(後格ヒット後) 落ちろ!(格闘射撃派生) そんな分からずやは斬ります!(BD格闘初段) この力を使うしかないのか…!(覚醒技) 今は…この力を使ってでも…!(覚醒技) 月光蝶を使うしかないのか…!(覚醒技) この世界を黒歴史にしてたまるもんかぁッ!!(覚醒技) これでも終わらせられない?(一定以上のダメージ) 殺さないように戦える相手じゃない…(一定以上のダメージ) あの人、これを狙っていたのか(連携成功) まさか、僕の動きに合わせて…!(連携成功) ハ「危ないところだったぞ!ロラン君!」ロ「ハリー大尉!助かりました!」(連携成功 ハリー) すみません…慣れないもので…(誤射) あぶなぁぁい!逃げてくださぁい!(誤射) わ、わざとじゃ…ごめんなさい…(誤射) 僕が怪我をさせたようで…すみません(誤射) ありがとう(僚機がカット) 援護…ありがとう(僚機がカット) ありがとうございます!(僚機がカット) 助かります、ハリー大尉!(僚機がカット ハリー) サーチ索敵! 熱源追尾… キャッチした! VRヘッド!働いた!? 敵機キャッチだって? VRヘッド…索敵!いたぁッ! あなたの姿、見えてますよ! ∀ならXの兄さんだろ!(敵機ギンガナム) ∀とターンXのこと、機体を並べて調べる必要があるんじゃないですか?!(敵機ギンガナム) ロ「撤退してください。でないとサーベルで刺します!!」ニ「どうやら本気みたいですね…」(敵機ニコル) どちらの可能性に賭けるのか、今ここで…(敵機バナージ(FAUC)) 僕の役目を今ここで!(ロックした機体を撃破で勝利) 戦いの火種をつぶします!(ロックした機体を撃破で勝利) ロ「この一太刀…ギンガナム家で受けて貰います!」ギ「来るか、いいだろう!その心意気だ!」(ロックした機体を撃破で勝利 ギンガナム) ロ「どうしました?まだ逃げ回りますか?」ハ「いっぱしの口をきくじゃんか」(ロックした機体を撃破で勝利 ハイネ(グフ)) ロ「観念して下さい!僕はあなたと戦いたくない!」バ「戦いたくなくても、戦わなきゃいけないのが人だろ!」(ロックした機体を撃破で勝利 バナージ(FAUC)) 被ロック真っ向勝負だと言うのかッ! 右?右なのか!? 左からきた? 背後…しまった! バ「その機体は危険過ぎる…それがわからないのか!?」ロ「それはあなたも同じことでしょう!!」(敵機バナージ(FAUC)) ハ「ディアナ様を御助けするには、こうするより他に方法が無いのだ…!」ロ「そんなぁ…!」(自機被撃破で敗北時 ハリー) バ「そのガンダムは危険だ!それに気付け!」ロ「それはあなたも同じことですよ!」(自機被撃破で敗北時 バナージ(FAUC)) 被弾時きた! 当たっちゃった!? うっ…こいつっ! うわぁぁぁ! あああぁぁぁぁ! あぁっ!!バランサーコントロール! 話の分からないお方だ! どうして人の話を聞いてくれない!? やめてくださいよ!僕は戦うつもりなんてないんです! いてっ! ぐっ…!モニターが消えた…(スタン) …まさか、核爆発!?(ダウン) ∀でも持つのかこれぇッ!?(ダウン) これは…ただの爆発ではありませんよ!?(ダウン) 僕は味方です!(誤射) 気をつけてください…(誤射) この∀だから良かったものの…(誤射) こんなこと、もう二度とごめんです!(誤射) 回避時シールド表示が出た!(シールド) っ…自動防御システムが働いたようですね(シールド) ホレスさんの言うとおり、Iフィールドがバリアに!(シールド) 弾切れ時弾がない!? え!?エネルギーが!? ライフルが溶けた!? 武器がなくなっている!? 敵機撃破時お、落とした… 当たっちゃった… 下がってください! ジェネレーターだけを狙えば… あんな爆発で生き延びられるはずがない… ロ「ディアナ・カウンターは…そんな情けない軍隊なんですか!」ハ「それもディアナ・カウンターのせいだというのか…」(敵機ハリー) ロ「兄弟だったら互角です!」ギ「お前だけ未来に行かせるものかぁ!来い!お前も来い!」(敵機ギンガナム) ロ「僕にだってこれくらい出来ます!」ニ「どこからあんなパワーが出せるんだろう…」(僚機ニコル) ニ「よし!僕に続いて!」ロ「もう!ほっといてくださいよ!」(僚機が敵機撃破 ニコル) 自機被撃破時動くんだよ!∀! すぐに態勢を直す! …っ…こんなことっ…! 動くんだよ!ホワイトドール! そんなの…僕が黙ってるとでも!? これで墜ちたと思わないでください! ごめん…∀…!(自分の核で落ちる) ∀、自己修復頼むよ!(自分の核で落ちる) ごめん…ホワイトドール…(自分の核で落ちる) ハ「貴公は自己嫌悪することはないのか?」ロ「何を言うんですか!そんな資格が…!」(敵機ハリー) ギ「確かにお前は民間人のようだ…ローラとかいう小僧!」ロ「なんで!?∀ならターンXの兄さんだろ!」(敵機ギンガナム) 仲間がやられたようです…(僚機被撃破) 駄目ですよ後退です、ここは危険です!(僚機被撃破) 復帰時ようし…やってみよう、ホワイトドール! ホワイトドールに頭付けて下さい!出撃します! 装甲が自然に治っている…どこの機械人形なのかな? 人の命を大事にしない人とは…僕は誰とでも…戦います! 覚醒見せてみろ、ホワイトドール!(ゲージMAX) こうまでしつこいのなら…見ていろ!(ゲージMAX) 倒す…倒します! 自分を捨てて闘えるものには! 地球は戦争する所じゃないでしょぉ! エネルギー消耗だって!?(覚醒終了) システムダウン…?まだだろ!?(覚醒終了) そ…そんな…(敵機覚醒) 増援時撤退してください!でないとサーベルで刺します!(7-A EX) 今は戦争中で、誰だってしなくちゃいけないこと、あるでしょう…(7-A EX) 戦況変化時罪を背負ってるホワイトドールなら!(開始30秒) 跳躍力ならホワイトドールの方が上だぁッ!(開始30秒) ∀って…こういう機体だったのか(独白) システムの基本ぐらい、音声入力ぐらいできないのか!?(独白) 僕だって…もっと勉強しないと、どっちつかずになっちゃうもんなぁ…(独白) あれが目標…?(ターゲット出現) 目標が小さいな…(ターゲット出現) あれが…敵なのか…?(ボス出現) どうして皆さんは、話し合おうとなさらないんですか!?(ボス出現) このままなら…いけるはず(あと一機撃破で勝利) もうすぐ戦いが…!(あと一機撃破で勝利) 勝った…勝ったのか?(僚機撃破で勝利) 細かいコントロールができない…。逃がしてしまった!?(相打ちやタイムアップなどのドロー時?) ∀……やりすぎたのか……?(敵機全滅) 敵はどこだ…VRヘッドはどうやって出すんだっけ?(敵機全滅) 自機撃破で勝利ユニバァァァス! 場所をわきまえろ! ロ「人の可能性を示す機械人形、どうして戦ったのですか?」バ「俺は、倒されたくなかったんだ…」(敵機バナージ(FAUC)) 自機被撃破で敗北うわああぁぁぁっ! こんなことって…こんなことって…! そんなに黒歴史を繰り返したいのか… 同じ人間じゃないですか!ひどすぎます! な、なんでそういうことを思いつけるんだ? バ「すまない…俺には、進むべき道があるんだ!」ロ「そ、そんなもの…誰にだってありますよ!」(敵機バナージ(FAUC)) 勝利時リザルトなんか…ホワイトドールの性能って、とんでもないな… 戦いの歴史は…繰り返させません! ユニバァァァァァス!ユニバァァァァァァァァス!! こういうのって…幸せだなぁ…… 夢中だったんですよ。何で出来たのか… それが動物というものなのだろうが…人類は…歴史を重ねているのだぞ…? 黒歴史は封印されました!(辛勝) 戦いの歴史は…封印されました… 地球はとてもいいところだ…!みんなー!早く戻ってこーい! こいつ……ホワイトドールがすごいんです 機械人形の使い方は、僕の方が上手いみたいだ(僚機ニコル) あの角割れはホワイトドールよりも危険なものだった…これで良かった…(敵機バナージ(FAUC)) 分からず屋には、こうするしかないじゃないですか!(敵機刹那(クアンタ)) 敗北時リザルトホワイトドールのご加護は無いのかッ!動けええええええええ!! ディアナ様…お願いです!こんな戦争ッ!止めさせてくださいよ!! オーバーホール…しないといけませんね クッ…黒歴史の再来は嫌ですよ…! ホワイトドールは世界を滅ぼすんじゃないの? 僕達の帰ろうっていう地球に…なんでこんな物…造ったんですよぉおおお!! コンティニューハァ…黒歴史の再来を阻止しなくちゃ… 立ってくれホワイトドール、ガンダムって呼ばれたんだろ! ∀に乗ります……僕は(継続) 頑張らせていただきます!(継続)
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Loran's Escape.png) テリシア市が燃え落ちる中、フェルドンはロランの手に酒杯を押しつけ、逃れよと促した。斯くして希望は彼女とともに難を逃れたのである。 As Terisia City burned, Feldon pressed the sylex into Loran's hands and urged her to run. Hope ran with her. 兄弟戦争 【M TG Wiki】 名前
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Nicolas Rolin (1376/ – 1462/) フランス首長 ※Wikipedia日本版に記載なし。英語版による 最初の切手/出身国最初の切手(1943年、フランス発行)=左